幸福はささやかに・・・

なんと美しい・・そして読書

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お盆最後の16日の夕方。

このところ、晴れた日は美しい夕焼けが見られます。

水たまりまでピンクで、素敵。すぐ変化するので、急いで撮りました。

 

小さな三日月もかわいくて。

 

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こちらは昨日の朝。

深い霧に包まれたお寺周辺。というより、北上川があるので、この辺一帯がそうなのでした。

この日も晴れてくれました。

 

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15時30分頃に撮ったお寺の庭。

 

少し西に寄った太陽の光が、植物をとてもきれいに見せていました。

肉眼だともっときれいなのですが・・。

 

この光景を見ていたら、ふと引き込まれてしまい、思いがけない至福に包まれました。気温も25℃と過ごしやすく、空も雲も美しく、(こんなに幸せでいいのだろうか)と思っている自分にハッとして。

 

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さて、最近読んでいたのは石田衣良さん著『北斗』(~ある殺人者の回心~)です。

読み始めるとぐいぐい引き込まれ、集中して読み、今日のお昼に終えました。

 

『ペインレス』で痛みや痛みを感じない苦しみについて考えさせられ、まもなく映画『野火』を鑑賞、今度はいじめられて育った主人公の殺人・裁判、回心を描いた『北斗』を読み、なかなか重いものが続きました。

なぜか、何かどれにも共通するものを感じます。

それぞれ時代もテーマも違うのに、人間の根源的な苦しみ、突き詰めれば自分のなかにもあるであろういろいろな要素。

いじめるほう、いじめられるほう、殺人すること、されること、守ること、守られること、愛すること、疑うこと・・とにかく、すべて。

きっと、その立場であればそうだったかもしれない「人間」という生き物のなかにあるいろんな要素は、遠いところの話ではない。

 

それと石田衣良さんといえば恋愛小説のうまい人、というイメージでしたので、こうした重いテーマで書いてくれたことにも少し驚きました。

*2012年に初版発行、映画もあるようですね。

 

 

 

『北斗』のなかで印象的だったのは、両親から一度も愛されず抱きしめられたこともない主人公が、とぼとぼと街を歩いていて、ふとそこにあった自動販売機に親しみを感じ、抱きついたシーン。ほのかに電気の温かさが体に伝わるので、主人公は自動販売機を「友達」と思うのです。この感覚は、大人になっても続きました。

あと、殺人を犯してしまい、警察署で弁当を与えられたとき。

何の変哲もないであろう弁当の中身が、色とりどりのおかずで埋められていて、しばし気を取られしんしんと見つめてしまうところ。

 

 

最後のほうで、もともと悪ではない主人公が心を回復していくという救いと、未来への希望を感じさせる終わり方だったのが、よかった。

 

まだまとまりませんが、この本は名作かもしれないなあと思った次第です。

本ばかり読んで、おさんどんも続き、ピアノを怠ってしまっている!

なのに・・次は『銀河鉄道の父』を読み始めます!