さもなくも愛おしい日々。

まるでお伽噺か漫才か。

昨夜、なんとか6時間ぐらい眠れました。少し切れ切れではありましたが、自分にしてはとてもいいほうです。

途中3回ほどトイレに起き、7時に起床。お休みの日だったので静かに朝食を終え、8時半に実家のお墓参りへ向かいました。

 

弟夫婦の経営する会社によって野菜やトウモロコシとお花を分け、お墓のある菩提寺へ。そこでは久しぶりに親戚の人たちと出会い、その流れで一軒のお宅へ伺うことに。お昼までご馳走になって、おじさん、おばさん、はとこの人たちのお話を聞くことに・・。

でも話の内容は殆ど食べものと苗と、実りのことでした。さすが農産物を作るプロ、おすし、手作りの赤飯やお漬物や蕨の煮物の美味しさに加え、話が途切れず続く熱心さに、半ば口あんぐりでした。

 

こちらでは「ずんだ」と呼ぶ枝豆の甘い餡のお餅やお赤飯の作り方に関する、微妙で長年作ってきた人にしかわからない頃合の話、その餅を菩提寺の若和尚が好きすぎる話、なぜか夕顔が苦くできた話、スイカが美味しすぎる話、この暑さでは稲はどうなるか・・・できれば遅いほうがいいのだという話、漬物の美味しいのは一日だけ、という話(そのために食べさせたい日を図って漬けるのだ、ということ)、牛タンは飼っていた牛の舌を知っているから、絶対食べられないという話(一方で、大好きな人もいましたが)、75歳になって免許更新のために認知症の検査を受けた話、海辺へ行って美味しいものを食べた話・・・・

 

私が帰ろうとすると、

「なして(なぜ)帰るのや。明日までに帰ればいいべ!!」

と無茶苦茶なことを真顔で揃って言うので、笑っていいのかどうすればいいのか、ほんとうにマジで帰る時間を逸しました。

 

なんというか、どこか熱血なんですね、この家系は。話は面白いし、言葉遣いも面白いし、でも笑ってはいけないような感じもあるし・・。

 

「うぢの旦那、芥子漬けやんたくて(嫌いで)、はあ、しかだね(仕方がないから)むがしばさま(昔のお婆さん)みだく(みたいに)、たんだ(ただただ)しょっぱぐ(塩辛く)キュウリ漬けてらじゃ。」と、はとこのMさん。

「んだってが(そうなのか!)。なんたらやんたのや(そんなに嫌なのか)。」

そこから今度は砂糖と酢と塩でキュウリを漬けておけば、ずっとカビも生えずに美味しく漬かったままになる、と地域でできる農家の小母さんとして有名な、Tおばさんが解説。

「ぜって(絶対)しゃべんねがら(喋らないから)、いいがら教えろじゃ、って◎◎の店の漬物漬ける人さ聞いたじぇ(聞いたんだよ)。人騙すもいいごとに(まったく、言った先から騙すみたいに)そこら辺さ新聞紙広げでマジックでその分量書いでさ。はははは!」

「いがったなあ(それはよかったな)。姉さん、その分量教えで。」

「は、もうあだまさ(頭に)書いだつもりがねぐなったじゃ(もう消えてしまったよ)」

「わははははは」

「あははははは」

 

こんな感じです。わかりませんよね!でもすっごく面白くて、そのやりとりの調子いいこと。ベテランの出来る農家の主婦の会話は、聞いていて飽きませんと同時に、若干ですが疲れました。

また2人の話すその間に、お邪魔した家のご主人Kさんが話す話す。大抵は、マグロとカツオとウニと、ホヤ、蕨の話でした。それでかる~く小一時間話せるんですから。

熱血話したい人が3人。90のおじさんとKさんの奥さん、子供夫婦と孫たち、私はただ聴いていました。(嫌な感じはありませんよ)

そして90のおじさんは、普通に車を運転して帰っていきました。すごいなあ。

 

Kさんの息子さんは身体を鍛えるのが趣味で、また詳しい詳しい。逆三角形の身体で説得力があるもんですから、色々教えてもらいました。仕事のほかに個人的にダイエット指導などもしているとか。

そんなことで約3時間は居たと思います。

 

ふだんそんなに長くお喋りすることはないので、びっくりしました。

なんだかわからないけれど、怒涛のような時間でした。でも、面白かった!

 

今日も眠れるといいな。TおばさんとMさんの話が浮かんでくるとまずいな。