幸福はささやかに・・・

雪の朝

 

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冬の扉が開き

しばれた大気は美味くなる

 

雪のにおいと

きしむ足音・・

バージンスノウは

まだ解けやすいが

今日一番の足跡がたのしい

 

しばれる朝の 動きのない空気のなか

朝焼けた雲、

ピンクに染まった山が

わたしを迎えてくれた

 

寒さに緊張する人間をよそに

冬将軍は

こんなにも

世界を冷たく美しくしてゆく

 

(ああ、そこに─)

凍った枝先にとまる小鳥たちは

夜が明けて 嬉しかろう

わずかな日光に身体を膨らませ

 ただこのひと日を生きてゆく

 

光が射し

朝焼けが消えゆく時の中

吐く息の白さに

 いのちあることを気づかされる

そうして

雪かきをしながら

心地よい汗をかく

 

願わくば

むさぼらず

このひと日を生かされんことを

 

 小鳥ほどに

 あの雲ほどに・・

 

 

 

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