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思遠の毎日

日々のこと、感じたことなど、備忘録

さもなくも愛おしい日々。

久々に、胸が苦しくなる

        f:id:moshiryu33:20150411204552j:plain ガラス細工のような、花・・

 

昨日、遠方から学びにやってきた一人の若い女性(28歳)。ご両親もいらして、食卓を囲みました。しかし、今日お帰りになるとき、ご両親は「一年だけ」という制限をつけたのです。

ある宗教的、かつ企業も関係するところの小学校で先生をされていたのをやめてここへ来た彼女は、ずっと泣きながら父親の話を聞いていました。これまでも、ずっと話をしてきたはずですが、頑として変わらないのでしょう。

 

お父さんはその大きな企業に関係ある方で、「ご恩返しをしろ」「いろんな方に可愛がられてきたんだ、ここへ来るのも反対されたし」という事を仰って、とても紳士的ですが、娘をとられたくない、というその気持ちが痛いほどよく判りました。

同時に、聞いていると、まるでこちらが首に縄をかけて連れて来たかのように思っておいででした。全く、違うのですが・・。

 

彼女は、お父さんの地位・名誉のため、また3番目の娘ということでそばに置いておきたい、という暗に含む気持ちを振り切って、ここに来たのです。しかし、まるで板ばさみ、私はこの真摯な彼女がかわいそうでかわいそうで、こちらが泣きたくなりました。

 

どちらの気持ちもわかりますが、精神的な生き方を求める彼女と、あくまで世間と企業のために生きるお父さんでは、どうしても道が違います。

まあ、一年、と期限付きで娘を出したのだから、返してほしい・・・ということなのでしょうが、どうなるでしょう。

 

本当は、企業だろうが精神的な道だろうが、真剣に生きるなら同じなはず。

何故わかってやれないか──といったところで今はとても無理ですが、私はこの一年、彼女のために祈れるところは祈り続ける覚悟です。(仏教では「祈り」とはあまり言わないのですが、言い方がわかりません)

 

一人の命、子供は人類の子、天の子、決してご両親のものではありません。

曖昧な気持ちではあのご両親を説得できないけれど、真面目で誰からも好かれる、この素晴らしい彼女を心底信じるなら、好きなようにさせるでしょう。

 

また一つ、自分の背中が伸びる事象が起きました。彼女やご両親を借りて、自分も内省してまいります。

 

*今日見たかった、禅僧ティクナットハンさんのドキュメント、法事とこのお客様が重なり、忙しくて録画するのも忘れてしまいました。ショックです!!