思い出のお菓子たち~祖父の場合

私の祖父は80歳近くまで現役で働き、頭もしっかりしていました。

87歳で直腸がんを患い、主治医もそれを見つけられずに手遅れになって・・。

でも祖父は倒れる前はいつも

「我輩の人生に、悔いなし!!」

と元気に言っていました。

小さい頃からいっぱい祖父の話を聞いてきたのですが、満州での話が一番面白かったです。この話は長いので、また今度ね!

 

その祖父が晩年好きだったお菓子が、柚子餅京観世

 

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この小さな、緑の柚子餅が大好きで、何かと取り寄せて人にもあげていました。

右の京観世は、祖父が好きだとは思えない感じだったのですが・・何か思い出があるのかも知れません。

 

そして、まだバリバリだった頃、東京へ出張すると買ってきてくれたのが、これ 

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わあい、泉屋のクッキーだあい!! ここから私のクッキー好きが始まったといっても過言ではありません。

 

東京(といっても、町田市の山の中ですが)の大学に行っていた頃は、祖父と待ち合わせをし、ご飯をご馳走になったり、自分がいいというのに洋服まで買ってもらいました。まるで父みたいな存在でした。

 

一緒にいて安心感がありました。でも祖父自身は質素で、いつもホテルではなく小さな旅館に泊まり、スーツもアオキとか、廉価な店で誂えていました。仕事の方針は、

「一日で出来る仕事は、必ず一日か半日でやる」こと。

記憶力も半端なく、本でも何でも、あまりメモせず全て覚えてしまうたちでした。

 

あと、この飴も大好きでしたね!

f:id:moshiryu33:20150317232443j:plain  俵屋の水あめ

祖父は普段そんなにお菓子を食べないほうなのに、時々、こういったものを舐めたくなるようでした。

なにせ一生かけて、虫歯が一本ですからね。驚きます。

 

この頃、ふとこうした記憶が蘇って、ああ、そうだったな・・・と、懐かしくまた目にし、口に入れたい気持ちになりました。量は少しでいいの。気持ちね!

現代はたくさん、素敵なお菓子が溢れていますが、やっぱり思い出の中のものが特別な気がします。

 

ふだんは母の手作りで、ドーナツや小さなおにぎり、小麦粉をといてフライパンで焼き、そこにねぎとおかか、紅しょうがをのせただけのドンドン焼きなど・・。それらもしっかり心に残っています。

幼い頃、偏食でがりがり痩せていた私は、今では何でもいただけるようになり、好き嫌いも特にありません。いずれごはんは別として、子供らを喜ばせようとしてくれた、親達の気持ちに、今更ながら感謝です。

 

今あげたお菓子はもちろん、健在。取り寄せてお供えしようかな・・