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思遠の毎日

日々のこと、感じたことなど、備忘録

さもなくも愛おしい日々。

12月号の冊子に掲載する名詩

 

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       五億年

                     村上昭夫

 

五億年の雨が降り

五億年の雪が降り

それから私は

何処にもいなくなる

 

闘いという闘いが総て終りを告げ

一匹の虫だけが静かに歌っている

その時 

 

例えばコオロギのようなものかもしれない

五億年以前を鳴いたという      

その無量のかなしみをこめて

星雲いっぱいにしんしんと鳴いている

その時

 

私はもう何処にもいなくなる

しつこかった私の影さえも溶解している

その時

 

五億年の雨よ降れ

五億年の雪よ降れ

 

 

 

ここでは字体が合いませんが、村上昭夫はとても好きな郷土の詩人です。

「動物哀歌」という詩集に収められています。

 

全く違う見解からも深く読めますが、原発のことを思うと、この詩もなんだか符合してきて、(・・そうか)と思うところがあります。

 

ではまた・・・